研究所の活動成果をまとめた著作『都市のコラージュ―美術・生活・歴史』が水声社より刊行されました。
本書は第1期における研究をまとめた『危機の時代からみた都市―歴史・美術・構想』に続く、第2期の研究実績をまとめたものです。
*詳細はこちらからご覧いただけます。
【目次】
はじめに
[第1部 都市と社会・人々・生活]
都市と国土――国土学アラカルト
大石久和
高層マンションは大震災リスクにどう向き合うか――首都圏郊外S市Y地区を事例として
長田攻一
地域・関係性・象徴的意味――都市的生活世界の軽さと重さ
山田真茂留
[第2部 都市と暮らし・地域・文化]
芸術文化活動と市民的参加
小藪明生
呼吸する都市――ライデンで再発見するアジア
金敬黙
身体と自転車の間の美的関係の尺度――ベルギー/フランス/スイスにおける自転車雑誌の分析(1995-2020)
クレール・ペルグリムズ
[第3部 都市と構想・デザイン・建築]
人々が出会う場所をつくる――劇場という「小さな都市」におけるアートと人の関係性に着目して
古谷誠章
ザハ・ハディドとシュプレマティズム――建築とアートの接近
藤井由理
インターネット上の風景写真から「地域イメージ」をあぶり出す
山村崇
モーリス・アルヴァックスによるパリの街路の研究
池田祥英
[第4部 都市と美術・文学・歴史]
古典古代の文学作品に見られる都市描写――ホメロスの場合
宮城徳也
画像石にみる古代中国の町並みと営み――鉄剣鍛造の作業風景を中心に
楢山満照
都市のイメージ――ソウル/パリ/東京にみる都市空間を彩るアートとモニュメント
坂上桂子
東京のグラフィティ――「TOKYO 2020」以後
小川綾子
謝辞